黄桜様より、暁紅のイメージイラストをいただきましたー！ありがとうございますー！
第１部連載時に、ななせさんのサイトで個々のシーンを挿絵としてドール画像を作っていただいたのですが（残念ながら現在は掲載されておりません）暁紅全体のイメージをヴィジュアル化していただいたのは初めてだったので、とっても感激いたしました！
いや、それでなくても感想のいいにくい、書きにくい作品だと我ながら思いますし（爆）先が見えないことこの上なしでしたからねー。特に２０話までは、ひたすらオスカーもアンジェも追い詰められていく一方で申し訳ない気持ちでしたし…
しかーし！連載をお読みくださってる方はおわかりだと思いますが、２１〜２２話で、暁紅は１つの転機を迎えております。いまだ、明らかな光は見えねども、２人の関係は真闇ではなくなりつつあるといいますか、ほんの僅かではありますが、それこそ曙光の兆しが見えつつあると申しますか…
そして、その微かで、いまだ獏とした光ではありますが、光が差し込んできたことは事実でして、その光あるを記念しまして、黄桜さまがこのイメージイラストをくださったんです。もう、嬉しいのなんのって…感涙です（じーん…）
複雑に絡まりあった蔓は、アンジェを捉えて離さないオスカーの妄念の象徴でしょうか。でも、アンジェを捉ようとすればするほど、オスカー自身も己の妄執にがんじがらめに捉われて、身動きができなくなっていくようです。
アンジェをきつく拘束すればするほど、己も苦しくなっていく辛さがオスカーの横顔から漂ってきます。
そして、オスカーの情念に捉われ、今は羽一つ動かせないように見えるアンジェですが、でも、その羽には傷一つついておりませんね。アンジェを真綿で包むように、身動きはとれなくさせても、本当は彼女を傷つけたくはない、というオスカーの真意がほの見えるようです。
それがわかっているのかのように、アンジェは希望を胸に抱いているように思えますね、その祈りははるかな高みを思い、決して何事も諦めていない強さを秘めているように思えます。
このまま、２人の世界が光に満ちるのか、この光は小さな光のまま潰えてしまうのか、２２話の時点ではこの先をお約束はできないのですが、私個人としては、なんとかこの光を少しづつでも大きく力強いものに育てていってあげたいと思ってます。
私はそのための力をこのイラストでいただき、背中を押された思いです。
黄桜さま、どうもありがとうございました！このエールを励みに続きを書き進めていく所存ですー。