『今夜は絶対、早く寝るんだからっ!オスカー様がなんて言っても、早く寝るんだからっ!』
アンジェリークは、二枚のピローケースを握り締め、自分たち夫婦のベッドの前に立っていた。
執務時間の合間をぬって、アンジェリークが自分でせっせと作ったピローケースだった。
片側に「YES」反対がわに「NO」と刺繍が差してある。
アンジェリークは、我知らず当たりを見まわす。
誰も来る気配がないのを見計らって、そのピローケースをベッドの上の羽枕に急いで被せた。
なぜか、この枕、すでに「YES」という刺繍のついたカバーがついている。
カバーのついた枕の上に、更にピローケースを重ねてつけたことになる。
アンジェリークは「YES」と書いてある側を表にして、2つの枕をきれいに並べなおす。
『こ、これで、多分大丈夫よね・・』
アンジェリークはなんとなくやましいような気分に苛まれながら、でも、仕方ないわ!と自分を励ましてから、夫婦の寝室を出た。
毎晩、毎晩、オスカーに求められ、アンジェリークはこの頃慢性の睡眠不足であった。
求められるのは,決して嫌ではないし、オスカーはいつでもアンジェリークをこの上ない悦楽の園に連れて行ってくれたが
アンジェリークも仕事をもっている身。
執務に疲れて、早く休みたい日もあるし、休みの日はゆっくり寝ていたいと思うときもある。
しかし、早めに床について、実際眠っていても、もしくは休日の朝、とろとろと至福のまどろみを味わっているときも、
知らぬ間にアンジェリークは肌をまさぐられ、敏感な部分を指や舌で探られるうちに、
いつのまにかオスカーのすべてを受け入れさせられ、歓喜の声をあげさせられてしまうのであった。
アンジェリークの弱点をすべて知りぬいているオスカーに抗うことは事実上不可能だった。
一度アンジェリークは、
「オスカー様・・明日は朝早くから会議があるし、今日はもう、寝ましょうよ、ねっ」
と言ったことがあった。
するとオスカーはにやりと笑って
「お嬢ちゃん、こころにもないことを言うもんじゃない。お嬢ちゃんの気持ちは、ほら,この枕にしっかり書いてあるじゃないか」
と、枕についている、「YES」の刺繍を指差したのであった。
(がーん・・・)
アンジェリークの結婚当初から用意されていたベッドリネンのなかで、なぜかピローケースにはいつも「YES」というロゴがついていた
アンジェリークは、このときまで、枕についているYESの意味するところを知らなかった。
ただのブランド名か装飾と思っていたのだ。
しかし、「YES」があるなら、「NO」があってしかるべきである。
アンジェリークはがばと跳ね起きて、枕をひっくり返してみたが、枕の裏にあったのはやはり「YES」の刺繍であった。
オスカーがアンジェリークの様子を、ニヤニヤしながら見ている。
(・・・やられた・・・オスカー様、確信犯だわ・・)
「お嬢ちゃん、お嬢ちゃんがYESなのに、俺がNOなんていうわけないだろう?俺は優しい男だぜ。女性のたのみを無碍に断るなんて
そんな女性に恥をかかせるよう無慈悲なこと、俺にはできんっ!」
ぐわばっ!
「あっ・・いや〜ん、オスカーさま、だめぇ・・んんっ・・」
こんな調子で、アンジェリークにはNOという、選択肢は最初から用意されていなかった。
オスカーに至っては、はなから、NOなどと言う気はさらさらない。
というわけで、オスカー邸の寝室の枕は常に「YES」を表にベッドのうえに鎮座ましましていたのである。
オスカーは寝室のベッドの上で、アンジェリークが浴室から出てくるのを待っていた。
今日はトリートメントとパックをしたいから、いっしょの入浴はできませんと、アンジェリークに浴室から追い出されたのだ。
こうなると、アンジェリークの入浴は長い。
ベッドボードに体を預け、無聊をもてあましていたオスカーは、仕方が無いのでアンジェリークが出てくるのを酒でも飲んで待つことにした。
そして酒とグラスをキャビネットにとりにいこうと、ベッドから降りた拍子に枕を床におとしてしまった。
「おっと」
落ちた枕を拾い上げたオスカーは、そこに決してあるはずの無い文字を見つけてしまった。
燦然と輝く「NO」の二文字を・・
「・・・どういうことだ、これは・・」
オスカーが自分の私邸にアンジェリークを迎え入れた当初、キングサイズのベッドに代表される新婚用の家具やら
ファブリック一式をまとめて聖地御用達の商人に注文したことがあった。
品物が納入された際、オスカーは自分が注文した覚えのない枕をみつけ、これはなんだと商人に尋ねた。
「あ、この枕は新婚さんへのサービスです〜」
「なんだ?このYESとNOがでかでかとプリントされた枕は・・あんまりセンスがいいとは思えんが・・」
「な〜に、すっとぼけてるんだか・・枕は寝る時使うもの〜新婚さんが寝るときのYESかNOっていったら、あれしかありませんやろ?
も、お人が悪いんやから〜」
商人につんつんと突っつかれながら、まじまじと枕を眺めていたオスカーは商人にこう言った。
「・・・・おい、おまえ、すぐオーダーしなおしだ。NOはいらんから、YESだけの枕カバー即刻持って来い」
「へ?いや、そりゃ、かまやしまへんけど・・それだとオーダーメイドになりますよって、ちいとばかしお代がはりますが・・」
「かまわんから、替えも含めてたっぷり持って来い。顧客のニーズにすべて答える、がおまえさんところの社訓だろ?」
という、お得意さまの注文に商人は迅速かつ見事な手際で対応したので、
夫婦の寝室用ピローケースは程なくすべて両面YESのロゴいりになったはずであった。
NOとかいてあるカバーが存在するわけがない。
「なんだ?既製品が紛れこんでいたのか?明日、あいつに文句をいってやらんと・・」
アンジェリークに見つかる前に、NOのカバーをはずしてしまおうと思い、オスカーはファスナーを開けて枕の中身を引っ張り出した
と思ったら、中から出てきたのは、もう一枚カバーのついた枕だった。
このカバーのロゴは両面YESである。
「・・ははぁ〜ん・・」
オスカーは今剥がしたカバーを手に取り、しげしげと眺めた。
よく見ると、刺繍の部分がよれていたり、ひきつれていたりで、プロの手になるものとは思えない稚拙さだ。
「・・・お嬢ちゃんがそういうつもりなら、俺にも考えがあるぜ」
オスカーの口元に不穏かつ不適な笑みが浮かんだ。
アンジェリークが、長い入浴からやっと出てきた
海島綿のバスローブを羽織り、髪に巻いてあったタオルを今はずしているところだ。
まだ濡れている金の髪が、小さな顔の輪郭に張りついている。
天然の巻き毛であるアンジェリークの髪は濡れているときは、ストレートに近くなる。
趣が変わって新鮮でかわいいぞと、オスカーの口元はつい綻んでしまうが
いや、悪戯を企んだお嬢ちゃんをちょっと懲らしめてやらねばと、無理やり顔を引き締めた。
アンジェリークはドレッサーのストゥールに腰掛け、肌の手入れを始めた。
オスカーは、そのアンジェリークの背後にそっと忍び寄ると、金の髪をかきあげ、うなじから肩へと舌を這わせた。
「ひゃんっ!」
アンジェリークはびくっと体をこわばらせた。
持っていた化粧水を取りこぼしてしまう。
「やんっ、オスカー様、だめです〜。お手入れができません。」
「俺にかまわず続けていていいんだぜ、お嬢ちゃん」
オスカーのほうこそアンジェリークの言葉にかまわず、ローブをはだけ、肩を露にしてうなじから肩甲骨まで
何往復も舌を滑らせている。
手はさらに大きくローブのえりを開いて、豊かな胸乳を晒そうとしていた。
「やっ・・や・だめ・・だめですってばぁ〜」
オスカーは、まったくアンジェリークの言葉に頓着せず、ローブをぐいと下げ、乳房を露にしてしまう。
ドレッサーの大きな鏡に、アンジェリークの乳房が揺れる様子がまざまざと映る。
オスカーは後ろから手を伸ばし乳房を揉みしだきながら、アンジェリークの耳元に囁きかけた。
「ほら、お嬢ちゃん見てみろ。お嬢ちゃんのここは、だめとはいってないぜ?」
オスカーはアンジェリークにわざと見せ付ける様に、浅褐色の長い指で乳首を摘み上げ、くりくりと捏ね回す。
「あっ・・いや・・ん」
アンジェリークは羞恥に目を閉じてしまう。
自分の乳房をオスカーに揉まれ、指で乳首を摘み上げられている光景が脳裏に焼き付いてしまい、体はかぁっと熱を帯びる。
今夜こそ、早く寝るつもりなのに、このまま、こんな淫らな光景を見せられたら、自分も淫らな気分になってしまいそうだった。
しかし、目を閉じたアンジェリークの乳房をオスカーは相変わらずこねるように揉みながら、あくまで優しい口調で囁きかけた。
「なにが、いやなんだ?ここで、愛撫されるのがいやなのか?なら・・ベッドの上でならいいんだな?」
オスカーはアンジェリークが目をつぶったのをいいことに、その一瞬の隙にアンジェリークの体をさっと抱き上げると
放り投げる様にベッドの上にアンジェリークの体を移した。
「きゃああああっ、やっ・・オスカー様っ?」
いつになく荒荒しいオスカーの様子にアンジェリークが怯えた様な声をあげた。
「ここでならOKなんだなっ!」
オスカーはアンジェリークの指に自分の指を絡めてアンジェリークの動きを封じると、ゆれている乳房の頂点を口に含んで吸い上げた。
「オスカー様っ、今日は疲れてるし、明日も早いんじゃないんですか・・ああ〜ん・・いや・・だめ・だから今日は・・今日はNOです〜NOなんです〜」
オスカーは一瞬乳房から口を離した。唾液に濡れた乳首が冷たくて、アンジェリークは僅かに震える。
「お嬢ちゃん、いっぱい運動して疲れれば早く寝られるぜ?それにどこにNOなんて書いてある?お嬢ちゃんの顔も、声も、それここも、YESと言ってるぜ?」
オスカーが、固くなった乳首を指で軽く弾いた。
「あっ・・やん・・枕・・枕に・・」
「枕?枕にNOって書いてあるのか?」
オスカーはなにも知らないふりを装い、すっとぼけてアンジェリークに問い掛けた。
アンジェリークがこくこくと頷く。
「じゃ、枕に本当にNOって書いてあったら、今夜はこのままお嬢ちゃんを寝かせてやろう。でも、書いてなかったときは
俺が満足するまでお嬢ちゃんをいただくぜ?それでいいな?」
オスカーがアンジェリークに絡めていた指をほどき、アンジェリークの腕を自由にした。
アンジェリークがあからさまにほっとしたような表情になり、はだけられたローブを直して、胸を隠しながら上体を起こした。
そして、枕を裏返した。オスカーにNOの文字をみせるために。
・・・・と思ったのに・・無い。
枕の裏にあったのは、やはり、肯定を表すYESの文字だけだった。
アンジェリークの顔色が変わった。
「・・な、なんで?・・」
「OKだな?やっぱりOKなんだなっ!」
オスカーが勝ち誇ったように、全身でアンジェリークを押し倒し、シーツの海に沈めた。
「きゃあああぁっ・・やぁっ・・だ・・・んんっ・・」
小さな悲鳴を上げる唇を自分のそれで塞ぎ、強引に舌を深深とねじ込んで口腔内を犯す様に貪る。
手は、再度ローブのえりを大きくはだけて乳房を露にする。
ただし、完全には腕を抜きとらず二の腕の半ばでローブを降ろすに留めて、アンジェリークの腕が自由に動けぬようにしてしまった。
アンジェリークの抵抗を防いだうえで、ふるふると揺れる乳房に指を食い込ませる様に激しく揉みしだくが、
乳房の先端へは、指の腹であくまで柔らかく甘やかな愛撫を与える。
深い口付けと乳房への愛撫に、アンジェリークの体から力と強張りが徐々に抜けていく。
その様子にオスカーは片手でローブの裾を割り、張りのある太ももを撫で上げながら、アンジェリークの股間を申しわけ程度に覆っている
小さなレースに手を伸ばした。
レースの上から足の合わせ目を撫でると、もはやちゅくちゅくと音がする。
オスカーはほくそえみながら、その小さな布を一気に引き剥がした。
とろりと糸を引いて、愛液がオスカーの指にからみつく。
中指と薬指にたっぷりとその蜜をまぶして、オスカーは指で秘裂をかきわけ、花芽を探り当てた。
固くしこった花芽をオスカーが指ですりあげると、アンジェリークの腰がびくんと跳ねた。
オスカーは、アンジェリークの腰が逃げない様に、自分の逞しい体躯で容赦なくアンジェリークの体を押さえこむ。
激しい愛撫から逃げられぬ様に、全身を走る快楽が少しでも減じることがないように。
塞がれた唇から、抗議でも悲鳴でもない切なげな吐息が押さえきれずに零れ出すまで、オスカーは執拗に愛撫を続ける。
深く差し入れた舌で口腔を余すところなく貪りながら、指だけでアンジェリークを追い詰め、狂わせて行く。
片手で乳首をくりくりと摘みあげては、指の腹で転がし、
もう片方の手は、しとどに濡れそぼった股間を激しく上下して、花芽に鋭い愉楽を与えつづけた。
「ん・・んふっ・・・んむぅっ・・」
艶やかな吐息が漏れだしたのを認め、ようやくオスカーがアンジェリークの唇を解放した。
2人の間に唾液の糸が光る。
「いや……だめ、だめぇ……」
アンジェリークの瞳は与えられつづけた快楽にとろんと濡れてオスカーを誘うのに、
口からは出る言葉は未だにオスカーに心まで陥落する事をよしとはしないものだった。
そんな形ばかりの拒絶は、オスカーの被虐心をさらに煽るだけだということに、アンジェリークは気付いていない。
「そんなこと言って、ここはもうびっしょり濡れてるぜ……」
オスカーが花芽をきゅっと捻る。オスカーの指技にアンジェリークの股間は太ももまで愛液に塗れている。
「だって……ああんっ、私をこんなにしたのは……オスカー様じゃないですかぁ……」
「まだ、そんな口をきくこには、お仕置きが必要だな・・」
オスカーはアンジェリークの足首を掴んで大きく足を開かせた。
秘裂を指で押し広げ、花芽を大きく露出させると、徐にそれを口に含み、尖らせた舌先で弾く様に舐ったり、軽く噛んだりした。
露出させられた花芽はより一層刺激に敏感になってしまい、
オスカーの激しすぎるほどの愛撫が快感なのか苦痛なのかアンジェリークには、もはや判然としなかった。
「ふぁあっ・・や・・だめぇっ・・」
「だめって言わなくなるまで、許さないぜ・・」
オスカーは花芽に甘噛みを加えながら、長い指を秘裂にのみ込ませていく。
指を軽くまげて肉壁をくまなくさぐり、アンジェリークの乱れる点を容赦無く突く。
溢れ出る愛液を舐め取るように、秘裂全体にも舌を這わせる。
「ひぅっ・・あっ・・やっ・・おかしくなっちゃ・・んんっ・・」
「そろそろ欲しくなってきたんじゃないか?でも、お嬢ちゃんが、自分から欲しいっていうまでは、やらないぜ」
オスカーはにやにや笑いながら、股間から顔をあげ、また全身でアンジェリークの体に覆い被さった。
乳首を舌で弾き、きつく吸い上げながら、アンジェリークの秘裂に激しく指を抜き差している。
「俺の指も、舌も、ほら、これも、もう無しじゃいられないだろう?」
これ見よがしに、固くそそり立った自分のものをオスカーはアンジェリークの股間に押し当てた。
だが、決して自分から挿入はしない。
オスカーのものが当たっている部分が、燃える様に熱かった。
アンジェリークは、気も狂わんばかりの焦燥感に苛まれる。
最初オスカーを拒もうとしたことなど、すっかり忘却の彼方におしやられ、
今は自分の欠けた部分を熱く満たされたいという思いに、思考のすべては占められていた。
「あっ……んっ、焦らしちゃ……いや……」と涙目でオスカーを見上げるアンジェリーク。
「欲しかったら、自分でみちいびいてみるんだ、お嬢ちゃん」
「そんな……おすかーさま……いじわる……」
……ずっきゅーんと、オスカーはアンジェリークのまなざしに胸をいぬかれたような気がした。
思わず、このまま力いっぱい貫きたくなったが、ここは必死に我慢するオスカー。
今夜は意地でもアンジェリークに自分から求めさせたかった。
「お嬢ちゃん、欲しい気持ちが強くなればなるほど、それだけ気持ちよくなれるんだぜ?」
オスカーは逸る気持ちを無理やり押さえつけ、情愛のこもった瞳でアンジェリークを見下ろした。
「さ、いれてごらん・・」自分のものにアンジェリークの手を導くオスカー。
「あ……」 触れて、びくっとするアンジェリーク。
「早くしないと、ますます寝るのが遅くなるぜ、お嬢ちゃん」
おそるおそるオスカーの固く脈打つものに手をそえ、アンジェリークは自分の潤びた部分を押し開き、ゆうるりと自分の内部に収めて行った
「あああ・・オスカー様・・熱い・・」
「お嬢ちゃんの中も熱くて……いい感じだぜ……」
オスカーはアンジェリークの腰をしっかりと掴むと、アンジェリークとつながったまま自分の体を反転させ自分がシーツに沈み込んだ
自分の腹の上で、何がおきたのかよくわからず、ポヤンとしているアンジェリークの体を支えなおし
細い腰に手を添えて、動くように促した。
「さ、今日はお嬢ちゃんが自分のいいように動いてみるんだ・・」
「え・・そんな・・どうすれば・・」戸惑いを隠せないアンジェリーク。
「よくなりたかったら、自分で動くんだ、お嬢ちゃん」
どうあっても自分から動き出す気配のないオスカーの様子に、アンジェリークは諦めた様に腰を上下させ始めた。
ここまで来たら、挿入しただけで満足しろといわれても、それは無理な相談だった。
オスカーのものに与えられる悦楽はアンジェリークの体にしっかりと刻み付けられていたから。
「んっ・・んっ」
その悦楽をなんとか引き出そうと、自分の奥にオスカーのものがあたる場所をさぐりながら、ぎこちなく動く。
いつもと違う感覚に戸惑いながら、アンジェは腰を揺らす。
だんだんと、自分のよくなる部分にオスカーのものを擦りつけるこつがわかってくる。
「あっ……い、いい……っ」と声をあげる。
自分の腹の上で、腰の動きに合わせ豊かな乳房が揺れているさまを楽しみながら、
オスカーはアンジェリークが徐々に官能の虜になっていく姿を目を細めて見つめていた。
アンジェリークが自分を拒もうとしたことに、オスカーは思いの他傷ついていた。
だから、アンジェリークに自分から求めさせたうえで、なおかつ、アンジェリークが気も狂わんばかりに請い求めでもしなければ
自分から、動くつもりもなかった。
アンジェリークが自分を拒否しようなどと2度と考えない様に、
アンジェリークが、もう、身も心も自分無しではいられないのだということを、思い知らせてやりたいと
ちょっと意地悪な気分で、アンジェリークを快楽で支配しようとした。
だが、実際にはアンジェリークの痴態に、オスカー自身ももう自分を押さえることが難しくなってきた。
官能を高めて行くアンジェリークの姿は、どこまでも淫らで美しく、
もっと乱れさせたい、自分の与える快楽でアンジェリークがよがり狂うさまをつぶさにみたいという
狂気のような欲望が、オスカーの身中を怒涛の様にうねり逆巻いていた。
身も心もアンジェリークなしではいられないのは自分のほうだ。
オスカーは自嘲に似た思いを感じながら、自分の欲望に身を任せることにした。
「ん?ここがいいのか?」オスカーが下から、ずんっと突き上げた。
「はああああああっ!!」仰け反るアンジェ。弾んだ髪がきらきらとまぶしく光る。
そのまま、何度も突き上げるオスカー、アンジェリークの胸が激しく上下する。
その揺れる乳房に下から手を伸ばし、オスカーは乳房を乱暴といえるほど力を入れて揉みしだく。
指に感じる固い乳首の弾力が心地よい。
「お嬢ちゃんは・・きれいだ・・」
もっと乱れてくれ、俺だけにその顔を見せてくれ、
祈るような思いでオスカーは更に深く力強くアンジェリークの最奥を狙って、自分のものを突き入れる。
「ああ……オスカー様……おす……かーさまぁ……私……もう、だめ……」
アンジェリークはオスカーの腹の上で、激しくかぶりを振る。
「おねがい……ね、も、もう……っ」
「ああ、いっしょにいこうな?おれのお嬢ちゃん・・」
オスカーはアンジェリークの腰をぐっと引き寄せ、更に強く奥を突き上げた
「んぅぅぅっ!!」
きゅうっとオスカーをきつく締め付けて、アンジェリークは達した。
「はっ・・あっ・・ああああっ!」
アンジェリークが白い喉をのけぞらせる。秘裂がびくびくと痙攣する
オスカーもその締付けに己を解き放った。
「くっ・・お嬢ちゃんっ・・受け取れ」
「オスカー様……あ、す、好き……です……」
自身の中を叩く熱いものを感じながら、アンジェリークは喜悦の極みに啜り泣いていた。
オスカーのものを胎内に納めたままで、アンジェリークはゆっくりと崩れ落ちる様にオスカーの体に覆い被さった。
オスカーの厚い胸板に頬をすりよせ、荒い呼吸を整える。
オスカーがアンジェリークの背に腕を回して、細い体をきつく抱きしめてから、アンジェリークの頤を摘み、軽く口付けた。
キスの後、オスカーはアンジェリークを見つめてこう言った。
「なあ、お嬢ちゃん、お嬢ちゃんが疲れている時は、俺もなるべく我慢するから、こんなことはもうするな」
「え・・?なに?なんですか?オスカー様・・」
アンジェリークは快楽の余韻に、頭がうまく働かない様だ。
オスカーはベッドの下に手をのばし、「NO」の刺繍がほどこしてあるピローケースを取りだし、アンジェリークの眼前につきつけた。
「俺は、結構傷ついたぜ。お嬢ちゃんがこんな姑息な真似をしてまで、俺とするのがいやだったのかと思って・・」
アンジェリークががばと、体を起こした。
アンジェリークの瞳がこれ以上はないというくらい見開かれたと思うと、その双眸から溢れる様に涙がぽろぽろと零れおちた。
「わたし・・わたしったら・・・ごめんなさい、ごめんなさい、オスカー様。そんなつもりじゃなかったんです・・」
えぐえぐと泣きじゃくるアンジェリーク。ぺたりと座りこんで掌で自分の涙を拭う様はいといけな童女のようだった。
「オスカー様とするのが嫌なんじゃないんです。オスカー様のこと大好きだから、抱いてもらうのも嬉しいです。
オスカー様のこと好きだから、オスカー様に抱かれるの嫌じゃないから、眠くっても、あしたの朝辛いってわかってても、
ついしちゃって、次の日執務中に居眠りしちゃったことがあって・・ジュリアス様にとっても怒られちゃったんです。
でも、早く寝ましょうっていっても、オスカー様、本気で聞いてくださらなかったし・・
だから、NOって書いた枕をみせれば、オスカー様もちゃんと話を聞いてくださるかと思って・・」
『そ・・そんなことがあったのか・・・』
オスカーは、子供の様に泣いているアンジェリークの姿を見て、猛烈に反省していた。
彼我の体力差を考えずに、自分の欲望の赴くままにアンジェリークを求めていたことが、そんなに彼女に負担になっているとは
思ってもいなかったのだ。
また、アンジェリークがいつ求めても、決して本気で嫌がった素振りを見せなかったので、それにオスカーも甘えていたのだ。
アンジェリークが言う通り、自分を愛してくれているがために、体に多少無理を強いても、自分の要求に応えてくれていたのだろう。
そのために、ジュリアスの罵声を浴びせられたことがあったとは・・
どんなに怖かっただろう、辛かっただろうと思い、オスカーは自分の迂闊さを呪った。
四,五時間も睡眠を取れば十分な軍人体質の自分が、華奢でか細いアンジェリークに同じペースで物事を推し進めていた事の愚に、オスカーは今更ながら気がついた。
自分を殴ってやりたい気分だった。
オスカーはアンジェリークの体を抱き寄せ、愛しげに髪を梳いた。
「お嬢ちゃん、泣かないでくれ・・すまない、もとはといえば、俺が悪かったんだな・・お嬢ちゃんが疲れていることにも気付かず
お嬢ちゃんの話もちゃんと聞かなかったから、お嬢ちゃんがこんな手段を取らざるを得なかったんだな・・
なのに、俺は一方的に傷ついたとか言っちまって・・更にお嬢ちゃんを悲しませてしまった・・すまなかった・・」
オスカーのこの言葉に驚いた様にアンジェリークがオスカーの体にぎゅっとしがみついてきた。
「や・・そんな、オスカー様、謝らないで・・私・・私が考え無しだったんですもの・・オスカー様がどんな気持ちになるか
思ってもみなくって・・もう、こんなことはしません・・ごめんなさい・・」
「俺も・・お嬢ちゃんが疲れているときは、ちゃんと寝かせてあげるようにする。少なくとも無理やり起こしてまでは、しないよう
約束するからな?」
「あの・・あの・・でも、オスカー様とするのは大好きですよ?私・・キスも抱きしめてもらうのも、触ったりしてもらうのも、 それ以上も・・」
言葉を続けながらアンジェリークは耳まで真っ赤になってしまう。
「だから、オスカー様にしてもらえなくなっちゃったら・・私、寂しいですから・・これからもいっぱいしてくださいね」
真っ赤になりながらも、一生懸命オスカーに自分の気持ちを伝えようとするアンジェリークの様子があまりにいじらしくて
かわいらしくて、オスカーは、愛しさに胸がいっぱいになった。
「・・いいのか?お嬢ちゃん・・」
「眠いときはそう言いますから・・オスカー様・・あの・・ぎゅっとしてください・・」
アンジェリークが小首を傾げて,上目遣いにオスカーに抱擁を強請った。
アンジェリークの願いどおり,オスカーはその体を力いっぱい抱きしめた。
「好きだ・・お嬢ちゃん・・愛している・・心から・・」
「オスカー様・・私も・・好き・・大好きです」
2人はまたどちらからともなく唇を重ねた。
オスカーは角度を変えて口付けを交わしながら、アンジェリークを自分の膝の上に抱き上げた。
固い抱擁はいつしか柔らかな愛撫に変わり、オスカーの大きな手はアンジェリークの肌を慰撫する様に這い回る。
滑らかな背中を慈しみ、張りのあるひんやりとした臀部をどこまでも優しくなでさする。
穏やかな口付けを顔中に落とした後、唇で耳朶を食み、耳に舌を差し入れると、
アンジェリークがこらえきれないといった風情で吐息を零した。
自身の中で燃えあがろうとする炎を、吐息に変えることで押さえようとしているかのようだった。
「はっ・・はぁ・・あぁ」
「・・・お嬢ちゃん・・」
「んっ・・んんっ・・」
オスカーが、アンジェリークの顎を掴んで自分の方をむかせた。
零れおちる熱い吐息をオスカーは唇で絡めとろうとするように、深く口付ける。
アンジェリークの体を焦がしていく熱さが、逃げださないように、その唇を塞ぐ。
アンジェリークの吐息をも捕まえたくて、舌を絡める。
アンジェリークの肌を悉く味わい尽くそうとしていたその指も、今はアンジェリークの小さな白い指を絡めとる。
そのまま、自分の体で再度アンジェリークの体をベッドに沈めると、オスカーは自分の足をアンジェリークのすんなりとした足に絡めた。
オスカーの逞しい大腿部に股間を割られた形となったアンジェリークの足は大きく開く。
だが、オスカーはアンジェリークの秘部を晒そうと目論んだのではない。それは結果に過ぎない。
ただ、アンジェリークを全身で感じたくて、重ねられる肌をすべて重ねたかっただけだった。
体中でアンジェリークを絡めとって、真綿でくるみこむような束縛を与えたかった。
決して、支配するのではなく、アンジェリークが自ら望んで留まってくれるような、心地よい束縛を・・・
「好きだ・・お嬢ちゃん・・どうしようもなく、好きなんだ・・」
一分の隙もなく、肌をあわせるようにアンジェリークを抱きすくめながら、オスカーは耳元で囁いた。
甘い愛の言葉なのに、その口調は、むしろ苦しげでさえあった。
「オスカーさま・・私も・好き・・大好き・・どうしていいか、わからないくらい・・好き・・」
アンジェリークの声も高ぶった感情のままに上ずっている。
アンジェリークも全身でオスカーを感じたいと言う気持ちは一緒だった。
オスカーが絡めてくる指も、足も、離れないように自分からも絡めなおした。
そのからだの重さで、熱い肌で、自分を隈なく包みこんで欲しかった。
「好き・・好きなの・・オスカー様・・力いっぱい抱いて・・」
「ああ・・お嬢ちゃん・・愛している・・」
小さな諍いの後は、ことさら、絆を確かめたくて、肌の熱と愛の言葉で互いを縛りあう。
うわごとの様に繰り返される愛の言葉は、互いに互いを縛り付ける呪文の様で、それすら、今の二人には心地よい。
自分を求める言葉に煽られ、オスカーは熱に浮かされた様に、アンジェリークの肌を貪った。
首筋を、乳房を、固くたちあがった先端を、しゃぶり、吸い上げ、甘噛みを与える。
アンジェリークもオスカーの肌を求める様に広い背に腕を回し、あらん限りの力でオスカーを抱きしめようとする。
「あっ・・ああっ・・オスカー・・オスカーさま・・」
オスカーは、乳首を音を立てて吸い上げながら、開いたままのアンジェリークの股間に手を伸ばした
そこは、さきほどオスカーが放った精と、新たに溢れ出したアンジェリークの愛液でとろとろになっている。
指で秘裂をかきわけ花芽を探り当てると、交じり合った体液のぬめりを利用して、指には一切力をいれず花芽をすりあげた。
先ほどの愛撫が苦痛に近いほど激しかったから余計に、このどこまでも柔らかな愛撫にアンジェリークは一層からだが熱くなる。
「ああぁっ・・オスカーさま・・私・・溶けちゃう・・」
「気持ちいいか?お嬢ちゃん・・」
オスカーは指にはあくまで力をいれずに、すりあげる速度だけをはやめていく。
「んっ・・んぁっ・いい・・気持ちいいです・・」
「かわいいな、お嬢ちゃんは・・もっと、よくしてやりたくなる・・」
オスカーは体をずらすと、アンジェリークの股間に顔を埋め、今まで指で刺激していた花芽を舌で舐り始めた。
「ひぁっ・・や・・だめ・・」
アンジェリークが背をびくりと反らせた。我知らず、指を噛んで快楽に耐えようとする。
「どうしてだ?もう、だめは無しだろう?お嬢ちゃん・・」
オスカーは、かまわずアンジェリークの花芽を執拗に舐め上げている。その声はどこまでも優しい。
「だって・・どろどろで・・汚い・・恥ずかしい・・」
「お嬢ちゃんの体で汚いところなんかない・・・それにこれは俺たちが溶け合った印だ・・」
オスカーはアンジェリークの羞恥を払拭させようと、花芽を舐めるだけでなく、強く吸い、甘く噛み、秘裂にも深深と舌を差し入れた。
ぬめぬめとした暖かい舌に余す所なく愛され、秘唇も秘裂もその悦びにひくひくと蠢く。
からだの奥に灯された官能の焔に突き動かされるように、唇はオスカーを求める言葉を紡いで行く。
「ひぅっ・・はっ・・ああ・・オスカー様・・もう・・もう・・お願い・・」
「俺を欲しいと思ってくれるか?お嬢ちゃん・・」
「オスカー様・・オスカー様が欲しいの・・来て・・」
情欲に濡れた瞳でオスカーを見上げるアンジェリークに、オスカーの心は完全に陥落した。
もう一刻の猶予もなくアンジェリークとつながり、ひとつになりたかった。
「俺も・・お嬢ちゃんが欲しい・・」
オスカーは、アンジェリークに軽いキスをひとつ落とすと、
オスカーを待ちわびている熱い肉の坩堝に、同じくらい熱く猛った自分を分け入らせた。
「んくぅ・・ん」
アンジェリークが甘えたような声をあげて、眉を寄せる。
オスカーはアンジェリークの背に腕をまわし、細い体を抱きしめながら、なるべくアンジェリークと肌を触れ合わせようとする。
「お嬢ちゃん、ほら、ひとつになったぜ・・嬉しいか?」
「あぁ・・オスカー様・・もっと・・きつく抱いて・・もっとオスカー様を感じたいの・・」
「ああ、感じさせてやる・・俺も君を感じたい・・」
オスカーは、ゆっくりと腰を動かし始めた。
アンジェリークを抱きしめたままなので、深い結合はできないが、
その分、上下左右の肉壁を隈なく刺激するように角度をつけて、腰を突き入れる。
「くふっ・・ん」
特に腹側の肉壁を突き上げるようにすると、アンジェリークの秘裂が、くっと収縮する。
そのたびに、アンジェリークの足も、オスカーを逃すまいとするかのようにオスカーの腰にからみついてくる。
「ああっ・・いい・・いいの・・もっと・・もっと・・」
「ああ、もっとよくしてやろう・・」
オスカーは上体をおこすと、アンジェリークの膝頭をかかえて、腹側の肉壁をすりあげる角度は保ったまま、更に深部に己を突き入れた。
「くぁっ・・あぁっ・・好き・・好きなの・・オスカーさまぁっ・・」
容赦ないつき上げに、アンジェリークの意識はもう輪郭が滲んだ様にあやふやになっていく。
自分の意識は快楽のなかに拡散してしまい、もう、己を保っていられない。
からだの中も、心の中もオスカーでいっぱいで、オスカーのことしか考えられない。
少しでも多くオスカーを感じたくて、自分からも激しく腰を揺さぶり、オスカーを求めるアンジェリーク。
「はっ・・ああ・・オスカー様・・私・・私・・オスカーさまと溶けちゃいたい・・」
「俺もだ、俺もいつも、お嬢ちゃんが欲しい・・お嬢ちゃんとひとつでいたいんだ・・」
オスカーも苦しそうな表情で眉根を寄せながらアンジェリークに激しく腰をうちつける。
アンジェリークを愛している、いっそこのままひとつに溶けてしまいたいと、オスカー自身も思う。
そんなことは、不可能だとわかっている。
でも、だからこそオスカーは狂おしいまでにアンジェリークを求めずにはいられない。
アンジェリークと溶け合えたような気のするその一瞬を、追い求めずにはいられない。
きっと、アンジェリークも同じ気持ちなのだろう。
無理な願いだとわかるから、それでも、それを求めずにいられないから、口にするのだ。
別ち難くひとつに溶け合ってしまいたいと・・
「ああっ・・も・・きて・・きて・・オスカーさまぁっ・」
「ああ、溶け合おう、一緒に・・」
オスカーはアンジェリークの腰を持ち上げる様に引き寄せ、一際深く激しく貫いた。
子宮口まで届くかのような、その突き上げに堪らずアンジェリークは達した。
「くはぁあああっ!!」
「くぅっ・・」
アンジェリークが高みに達すると同時に、秘裂がオスカーのものを絞り上げる様に締付けた。
その締付けに答えるように、オスカーも自分を解き放った。
「あっ・・はぁ・・はぁ・・」
極限まで高まった情感が、波が引くようにしずかにからだから、薄れていく。
アンジェリークの眦に滲んだ涙をオスカーは優しく唇で拭ってから、そっと口付けた。
「愛している・・」
「私も・・愛してま・・おすかーさ・・」
最後までいい終わらぬうちに、アンジェリークはすぅっと、寝入ってしまった。
くぅくぅと自分の腕のなかで、安らかな寝息をたてているアンジェリークに、オスカーの口元が柔らかく綻ぶ。
自分を見つめるその氷青色の瞳が、どれほど暖かな光に溢れているかをアンジェリークは知らない。
『さっき、無理はさせないようにしようと、思ったばかりなのにな・・』
この寝つきのよさで、アンジェリークが疲れているのはよくわかったが、
二人が愛を確かめ合ったのは、絶対無駄ではなかったと、オスカーは思う。
二人が同じ位深く強く互いを求めていることが確認し合えたのだから。
アンジェリークも、きっと同じ気持ちだったと、オスカーは信じていた。
喧嘩(みたいなもの)のあとの情事は、諍いでおきた心の隙間を埋めるようにことさら甘く激しいものになった。
あしたちょっとくらい眠いのは、仕方ないな、でも、あしたの夜は早くアンジェリークを寝かせてやろう・・
こんなことを考えながら、オスカーはアンジェリークの体を抱いたまま、自分も眠りの国の住人となった。
次の日、アンジェリークは執務室で、居眠りをしないために渾身の精神力を振り絞らなければならなかった。
万が一、居眠りしている最中に、執務室にまたジュリアスが書類でも持ってあらわれたりしたら、身の破滅だとまで思いつめ、
飲みたくもないコーヒーを、何杯もお代わりした。
しかし、謁見の間で夫であるオスカーにあったとき、オスカーの顔がやけに晴れ晴れしている様子に、
やはりちょっぴり釈然としないものを感じるアンジェリークであった。
「この話で初めてYESーNO枕の意味を知りました」って方が何人かいらっしゃいました。
元々このネタをふってくださったのは、りんずさんです(笑)