何を見ている?
どうした?頬どころか耳元までほんのり染まって…桜貝のようだ。
まだ愛し合った余韻が冷めやらぬ…というわけでもなさそうだな。
ああ、顔を伏せてはならぬ。
恥じらいに頬を染めても、その顔(かんばせ)を私から隠してはならぬ。
私はおまえをみていたい。
おまえの髪も、瞳も、唇もわたしのものだ。そうであろう?
ふ…より色濃く染まってしまったか。
薔薇色に染まったおまえは殊のほか愛らしい…が、一体何を恥ずかしがっているのだ?
ひとしきり激しい悦楽を尽くしたといっても、それは恥じることではない。
なに?私に見惚れていたと?
おまえは私がきれいだというのか?
…まったく、なにを言い出すかと思えば…
おまえは、自分のことがなにもわかっておらぬのだな。
ああ、そんな顔をするな。言葉が足りなかったようだ、すまぬ。
真に美しい物とは目の前のおまえのことだ。
すんなりとした首筋から連なる2つの豊かな膨らみに色を添えて私を誘う薄紅色の蕾。
誘われるままに口に含めば蕾は珠となり、おまえの口からも珠を転がすような涼やかで艶やかな声が零れる。
声が高まりゆくほどに、おまえの真珠のような肌が少しづつ上気して、白い裸身の全てが花の色に染まる。
花となったおまえを貫く瞬間、小鳥のように震えるおまえのなんといじらしいことか。
これほど美しい眺めを私は他に知らぬ。
いつみても、幾度みようとも、私の心も震えて止まぬ。
突き上げるたびにおまえの上げる声がどれほど私を奮い立たせることか。
これほど魅惑される調べを私は知らぬ。
いつ聞いても、幾度聞いても、私を酔わす。
おまえから視線が外せぬ。片時たりとも目をそらすことあたわぬ。
おまえの声しか耳に響かぬ。天上の調べとは斯くやと思わせる。
だから…さあ、もう一度見せてくれ。
私の心を捉えて離さぬあの美しい眺めを。
もう一度聞かせてくれ。
私の耳をあまやかに占めるおまえのあげる妙なる調べを。
そして汲めども尽きせぬ歓喜の泉を2人で味わおう。
痺れるほどの悦楽の深淵に2人して溺れよう。
おまえと供にあらば、限りなく堕ちていくことすら悦びなのだ。
さあ、此度はおまえから口付けを…
おまえの唇で、私に触れてくれ。
されば、おまえが好きだといった私の髪でおまえを包んでしまおう。
漆黒の闇の檻におまえを閉じ込めてしまおう。
そして、私はおまえに告げる、その愛らしい耳朶を食みながら。
何度でも繰返し告げる、そのたびにおまえの体が小刻みに震えるのを感じながら。
愛していると。おまえを決して離さないと…
Monologue by 由貴
しのちゃん様から、お誘いイラスト第2段いただきました!この視線にもう、く〜らくら、髪をかきあげる仕草に溜息ばかり、そして、絶対外さず描いてね!といった美しい乳首にもう、視線は釘付け!おっぱい星人と言われようが(爆)、わがまま言って描いてもらってよかった〜(感涙)乳首あるとないとじゃ、発散するフェロモンの量が絶対違うと思うのです!まったく、率直に言ってこの色気はジュリ様を上回っている〜!見た瞬間ふにゃふにゃぁと腰が砕けてしまいましたよ、私は!だめ、もう立っていられない…てなもんで(爆)そして、こんな綺麗でセクシーな男性が目の前にいたら女は絶対見惚れる。魂を根こそぎ奪われてしまう。魅入らてしまって動けなくなる。でも、男性は男性で、きっと目の前の女性を何よりも美しい存在と思って愛するはず。互いが互いを何よりも貴重なものとして思い合え、愛し合えたら、これに勝る悦びはない。そんな思いをこめて、モノローグを書いてみました。