闇夜の花びら  ゆか様作

 「オスカー様、チャーリー様から お届け物が・・・・」
 「来たか!?」

 オスカーは執務を終え 私邸へ帰って来るなり その荷物を受け取り 2階へ駆け上がっていった。

 届けられた箱を開けると 赤地に黒の格子柄の ドレス・・・・イヤ・・「きもの」と呼ばれる 女性用の服が入っていた。

 「チャーリーに貸しが出来たな・・・・」

 そう呟くと 開けた箱を元に戻し 愛しい恋人の姿を思いだした。
女王候補のアンジェリークに 出会った日のこと・・・・想いをうち明けた夜のと・・・・ 初めて抱いたときの・・・・・・・。


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 「オスカーさまぁ〜、あの・・・これで・・・いいんでしょうかぁ?・・・
説明通りに着てみたんですけど・・・」

 補佐官室のドアから 金髪をシニヨンに結った ゆかた姿のアンジェリークが 
心配そうに 顔を出してきた。

 「・・・・ああ・・・よく似合ってる、
俺のお嬢ちゃんは何を着ても よく似合うが、今日は特別に・・・・綺麗だ」

 アンジェリークの姿に これからの夜を思うと 思わず顔が緩み口の端が上がる。

 今夜の為に オスカーは色々と手配をしてきた・・・・ 
新しい女王と オスカーの為に補佐官となったアンジェリークの忙しさはオスカーが眉をひそめる程・・・・その為デートもままならない・・・・
一緒に暮らそうと言っても もう少し落ち着いてから・・・と首を縦に振ってくれない。 
 二人きりで逢うために 聖地以外の星で デートがしたい・・・・
アンジェリークが喜んでついて来てくれる そんな場所とイベントを探しまわった。

 主星より少し離れた場所 アンジェリークが喜びそうな・・・・花火大会・・・・
しかも夜である。
これ程 好都合なチャンスは・・・・ない!!

 オスカーは急ぎアンジェリークに約束を取り付け 着て行く服を探し 女王ロザリアに 聖地を離れる許可を貰い 車を手配しホテルを探した。

 この手の事にかけては オスカーの右に出る者はいない・・・・・。

 「オスカー・・・・さま?」

 妖しげにニヤついているオスカーに 
アンジェリークが 不思議そうに顔を傾け 近づいて来た。

 「あの・・・どうかなさいました?」
 「あっ、ああ、お嬢ちゃんがあんまり可愛いから・・・・見とれてた」
 「・・・もう」

 嬉しそうに俯くアンジェリークの 肩を引き寄せ 二人 紅く染まる夕暮れの星へ 初めての旅行に出かけて行った。


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 アンジェリークは いつもオスカーのマントの端を掴んで歩いた。
背の高いオスカーとの身長差が 自然とそうさせていた・・・。
 
 「俺のマントは、そこだけ伸びちまうな・・・・」

 そう言っていつもアンジェリークを引き寄せた。
いつになっても オスカーに慣れる事なく 恥ずかしげに俯くアンジェリークに
オスカーは少し 物足りなさも感じたが 一から教え込む楽しみもあったのでそれを許していた。

人混みを抜けると 花火が暗闇の空にたくさんの花を咲かせ始めた。
オスカーは背中からアンジェリークを守るように抱きしめ しばらくは 喜ぶアンジェリークを 目を細め見守っていたが 甘い香りに誘われる様に ゆかたの合わせ目から 長い指を滑り込ませた。

 「オッ、オスカーさまっ!」

 アンジェリークはその指をあわてて掴み オスカーを見上げた。

 「・・・お嬢ちゃん、お嬢ちゃんがあんまり空ばかり見ているから 
俺のことを忘れたんじゃないかと・・・心配になってな・・・・・ん?・・・・」

 見上げるアンジェリークに 軽くウィンクをすると
耳元に 唇を近づけ・・・・
 
 「・・・あとでな・・・・・・・・・・・・・」

 それだけを告げた。


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 「そろそろ行こうか?・・・車が混みそうだ・・・」

 オスカーに肩を抱かれ 名残惜しそうに振り返った暗闇の空には  花が咲き乱れ 散りゆく名残もないままに 別の花を咲かせていた・・・。

 「きれい・・・」

 そう呟くアンジェリークの横顔・・・・。

俺を、俺だけを見ていてほしい・・・君の身体も心も・・・すべて・・・
叫び出すほど 俺の名を呼んでほしい・・・
真っ正面から愛してやる・・・・だから・・・俺を、俺だけを・・・・
君を愛した時から・・・いつも、いつも考える その事ばかりを・・・・・・・。


 車に乗り込み それでも助手席から うっとりと闇夜の花に魅入られている アンジェリークにオスカーは・・・

 「・・・お嬢ちゃんを 取り戻すには・・・どうしたらいい?」
 「えっ!・・あっ!オスカーさま・・・あ、あの・・」

 驚いて振り返るアンジェリークに オスカーの横顔が妖しく 冷えたように 感じられた。

 「お嬢ちゃんは 俺を忘れていたん・・・」
 「ち、ちがいます!」

 オスカーが全てを言い終わらぬ内に アンジェリークの小さな手と大きな声がオスカーに触れた。
その一生懸命さが オスカーの心に 妖しい炎を灯す。

 「じゃあ、証明して貰おうか」

 オスカーはハンドルを切り 道をかえ 人気のない森へと向かった。
アンジェリークはホテルに行くのでは・・・と思ったが 口に出せないでいた。

「ホテルには行かないのですか」・・・と聞いたところで オスカーの返す返事は・・・・・わかり切っている。
「そんなに俺としたいのか?いやらしいお嬢ちゃんだ・・・・」
・・・虐められるに 決まっている・・・いつも、いつもそうやって遊ばれるのだから。

 森の小道を幾分か行った場所で オスカーは車を止めた。
エンジンを切ると そこは・・・ただただ暗闇があるだけの・・・・・・・。
急に不安に包まれる・・・・と オスカーはルームライトを幾つか点けた。

 「お嬢ちゃんに 罰を与えないとな・・・・」

 いつもはアンジェリークをからかう様に動く唇も 今夜はあまり動かない・・・
そのオスカーの唇が・・・・妖しく輝く瞳が・・・・広い肩、厚い胸、長い指・・・燃え立つ紅の髪・・・全てがアンジェリークを捕らえて離さない。

 あと一瞬で唇が触れあう・・・・アンジェリークは瞳をとじた・・・・・・・
 
 「・・・・・・・・・・・」

 いつになっても 唇はふれない・・・・不思議に思い アンジェリークは瞳をゆっくりとひらいた。

 !!・・・目の前に オスカーの瞳が飛び込んできた・・・瞬きもせず強い想いそのままに 真っ直ぐに見つめられ・・・・。
 
 身動きが出来ない・・・・けれど 唇はオスカーを求める そのジレンマに アンジェリークの唇はうっすらと開き 小さな舌を覗かせる・・・・。

 その瞬間を待っていた様に オスカーの腕に力が籠もりアンジェリークを引き寄せ 半ば無理矢理とも思えるほど 唇を押しつけ 貪りはじめた・・・・。

 オスカーの熱い舌がアンジェリークの口内で暴れるように動き 熱を奪い さらにあつい熱を送り込む・・・・・。
その熱さに苦しむ様に 耐えるようにアンジェリークはオスカーの背中にしがみついた。
 
 絡められ 痛い程に吸われ・・・・・・・頭のなかまで痺れはじめると もうアンジェリークには 感覚でしかオスカーを捕らえられない。

 「あふっ・・・・・」

 飲み込み切れない二人の唾液が アンジェリークを濡らしてゆく・・・。
その雫をたどる様に オスカーの指が顎からくびすじに 滑り落ちる。
 
 「んっ・・・」

 息苦しさに 唇を離そうとするアンジェリークに

 「・・・・・・離れるな」

 唇が微かに触れる位置で それだけを伝えるとオスカーはまた舌をねじ込み
アンジェリークの味を確かめ身体を確かめはじめる。
 
 襟元をたどり ゆかたの布越しに胸の形をなぞると アンジェリークの身体がピクリと反応する。繋がれたままの唇から 湿った声が漏れ・・・・・

 「あぐっ・・・ふ・・・・・っ」

 オスカーの指がその頂点に向かい蠢く もう一方の指が襟元から背中へと滑る。
 
 ・・・・オスカーの唇が離れたのは その時だった
ふたりの間からひとすじの糸が輝き・・・揺れ・・・切れる 唇が唾液で光り すぅーっと寂しく熱が引いてゆく。アンジェリークの耳元でオスカーは

 「ちょっと待ってな」

 それだけを告げ 身体を離した、運転席のドアを開け 外へと移動し・・・助手席のドアを開けた。その光景をアンジェリークはぼんやりと瞳で追う・・・オスカーはアンジェリークを覗き込み 目を細めると

 「おいで・・・・お嬢ちゃん、外でしよう・・・」

 オスカーの言葉を理解する間もなく アンジェリークは連れ出されてしまった。
ルームライトでうっすらと見える程度の 夜の森の中・・・・。助手席のドアにアンジェリークはもたれ掛かり 不安に声が震える。

 「誰かに見られちゃう・・・・」
 「お嬢ちゃんが大きな声を出せばな」

 ・・・くびすじにキスをおとす。

 「・・・いじわる・・・んっ・・」

 胸の頂点をまさぐっていた指に力を込め 片足でアンジェリークの膝を割り開く。
どこまでも熱いオスカーの舌先は 鎖骨をなぞり 時折歯を立てる・・・。

 「んっ・・・はぁっ・・・い、いやぁ・・・・・・だめっ・・」

 口先だけの抵抗をするアンジェリークに

 「・・・・お嬢ちゃん、帰るか?」

 オスカーは意地悪く聞く。

 「だめっ!!」

 即座に返されたアンジェリークの言葉に オスカーは

 「・・・・知ってる」

 冷静に応える。


 オスカーの両腕が ぐいっ・・・と ゆかたを押し広げ アンジェリークの胸を露わにすると下着を着けていない両の乳首は すでに硬く立ち上がっていた。
オスカーの長い指がそれを摘み こね回しはじめると

 「あっ・・・んんっ・・・」

 アンジェリークの口元からは甘い喘ぎ声が漏れてゆく。
オスカーの熱い舌が胸の先端を弾き 押しつけ 吸い上げる。

 「んっ・・・・・ぐっ、あぁ」

 アンジェリークの指先がオスカーの髪をかき分け 伸びていた膝は力が抜け落ちた様にガクンと落ちていった。

 アンジェリークの敏感な部分が 必然的にオスカーのふとももに押しつけられる格好となり、身体を動かすたびに刺激を与えられ・・・・・・・熱く濡れてゆく。

 「・・・・ねぇ・・・もう・・っ」
 「どうした?」
 「んんっ・・・立ってられ・・・・」
 「俺が支えてるだろう?」
 「・・・だって・・・はぁっ・・・・やぁ・・・」
 「いやらしいお嬢ちゃんだな・・まだ触ってないぜ」
  
 クスクスと笑い アンジェリークの顎を持ち上げて瞳を捕らえると

 「おいで・・・」

 そのままの格好で抱き上げ 車体の前まで行くと アンジェリークをボンネットの上に座らせた。

 オスカーは崩れ落ちそうなアンジェリークの身体を片手で支え シャツを脱ぎボンネットの上にひく。
  
 帯の中から結び目を抜き出し・・・・その紐を解く・・・・
シュルっと音をたて帯が外れ 草むらに落ちてゆく。 

 「あんまりよがると・・・へこむぞ」

 ニヤリと笑うオスカーに アンジェリークは耳まで熱くなるのが解った。

 オスカーは手を触れようとせず しがみついてくるアンジェリークを押しつぶさない様に ボンネットに両腕をつき 見下ろしたまま動こうとしない。
・・・ただ 口元は笑いを堪えるように 緩やかに上がっている。

 「どうしてほしい?」

 耳元でささやき 髪にキスをおとしてから また同じ体制をとる。
アンジェリークはしがみついたまま 消え入りそうな声で

 「・・・オスカーさま・・・・・つづき・・・してください・・」
 「ん?・・・何のつづき?」
 「・・・いじわる」
 「嫌い?」
 「・・・・・・・すき・・・・・・」
 「じゃあ、言ってくれ・・・・お嬢ちゃん、俺に・・・何をしてほしい・・・・・・
この俺に、この俺にだけしてほしいことだ、なんでも言ってくれ、なんだってしてやる・・・・アンジェリーク・・・君の望むままに・・・・・」

    俺は君に何をしてやれる?何を約束してやれる?
   愛し、守る・・・それしか出来ない・・・
     形のない、はっきりと目に見えない物ばかりだ・・・
     ・・・それが悔しい、それが・・・哀しい、
     俺の身体はこんなにも大きい、俺の腕は君を抱きしめてまだ余る、
     なのにアンジェリーク・・・・・・俺は君に何をしてやれるのか解らない。

 「オスカーさま・・・・」

 瞳を潤ませアンジェリークが身体を持て余す。

 「・・・・・むね・・さわって・・ください」
 「ん?・・・触るだけでいいのか?」
 「・・・・・むね・・・・・・な・・めて」
 「・・・・・・・・」
 「オスカー様、おねがい・・・もう・・」

 自然と腰が浮き、アンジェリークは触ってほしい場所を 自らオスカーにすり寄せる。

 「・・・オスカーさま、おねがいっ・・・いじわるしないで・・がまん出来ないの・・・」

 もうどうしようもない程に 濡れてきたのが解る。
アンジェリークの頬をつたう涙が合図の様に オスカーの唇が深いくちづけを求め アンジェリークに押しつけられる。
 
 オスカーの指が胸をわしづかみにすると それまで我慢をしていたアンジェリークの背中が弓なりになった。

 「はあぁ・・・・・っ、んふっ・・・」

 甘く切ない声が響きわたる。

 オスカーの片手は痛いほどに胸の先端を掴み、片手はアンジェリークの膝を割り
内側をなぞってゆく。
くちびるで胸元にたくさんの花を咲かせ、アンジェリークを追いつめてゆく。

 「うぅっ・・・はぁん・・・だっ、だめぇ・・・・んっ・・・」

 オスカーの指がもっとも敏感な部分にたどり着くとそこはもう、まるで漏らした様に濡れて・・・・ 布が張り付いていた。
受け止められない愛液が オスカーの指を濡らしていった・・・・・・。

 「・・・すごい・・・お嬢ちゃん、濡れているのが解るか?」
 「んっ・・・やぁっ、オスカーさま・・・もっだめぇ」
 「これからだ・・・・お嬢ちゃん、目をあけて俺を見るんだ・・・・俺がお嬢ちゃんを愛してる、俺の指が・・・アンジェリーク、君を濡らして・・・・・・ほら、こんなに・・・」

 オスカーはアンジェリークの愛液で濡れた指を 見せつける様に目の前で舐めた。
 
 ぞくり・・・とアンジェリークの肌がざわめく。

 オスカーは濡れている布越しに、中指を下から上へとなぞった。

 「んっやあぁ!!」

 仰け反ったアンジェリークは オスカーとの視線をはずしその瞳をぎゅっと瞑った。

 「だめだ!俺を見るんだ・・・・」

 言われるまま視線を絡ませると、オスカーの指がまた布越しに動き始める。

 「んっんっ!・・・あぁんっ・・・」

 ベッタリと張り付いた布に 感覚を遮る役目は・・・すでにない。
閉じてしまいそうになる瞳を賢明に開けているアンジェリーク・・・・・・ただ焦点は合わせられずに宙を彷徨う・・・・。


 「・・・・・ちょっと遅かったな・・」

 そう呟くオスカーの指が アンジェリークの最後の一枚をグイッと引き下ろす。
オスカーはアンジェリークが未だ瞳を開けていることを確認すると、

 「ピチャッ・・・・」

 アンジェリークの最後の一枚だったその布を持ち上げ、唇を這わせ濡れているその部分を舐め上げた。

 「帰り・・・はいて帰れなくなった・・・・・・」

 ニヤリと笑い見せつけ、また舐め上げる。
まるで自分自身を舐められているようで、オスカーの動きにあわせアンジェリークの腰が浮く・・・・・。

 「あぁんっ・・・・やぁ、も・・・もう・・・」

 アンジェリークの両足が自然と開き、その奥に咲く花から蜜が溢れ・・・流れ出す。

 オスカーの喉がゴクリと動き、アンジェリークの太股を両腕で捕らえた、ボンネットのギリギリの位置まで引きずり下ろすと オスカー自身が地面に膝をつく格好をとった。

 ・・・オスカーの目の前に濡れた花芽とひくつく花びら・・・・
今すぐにでもねじ込み、突き上げたい衝動を押さえ込み 両手で花芽を広げると・・・強く吸い上げた。

 「はあっ・・・・いやぁぁぁぁっ!!」

 いきなりの強い衝撃に アンジェリークはオスカーの髪を掴み、両足を宙に浮かせたまま

 「うっ・・・オ、オスカーさまぁ・・・・そんなに・・・したら・・・
・・・んんっ・・とれ・・とれちゃうぅぅぅ・・・・・」

 涙声になるアンジェリークに オスカーはいったん唇を離し

 「お嬢ちゃんのここは すごくでかくなってるぜ・・・俺の小指のつめ位になって・・・いやらしく・・ひくついて誘ってる・・・もっと、もっと舐めてほしくて 俺を誘って・・・・」

 今度は歯を立て転がしはじめた。

 「いやぁ・・・・あぅ・・・もうゆるし・・・・・・」

 どうすることも出来ない感覚から逃れられず、アンジェリークの瞳から涙があふれる・・・・・・・・・。


 オスカーは指先で花びらをなぞると、中指を少しずつうずめていった。
アンジェリークの中は熱く肉襞が絡みついてくる
入り口も狭いが、指を進めるとそれを阻むように ざらついた肉壁が指にあたった。
そのざらついた肉壁に これから自らを刺激される事を思い
オスカーのその部分が 痛いほど張りつめていくのが解る・・・・・。

 アンジェリークの喘ぎ声はすすり泣きに変わっていた。

 びちゃっ、びちゃっと妖しい音が耳を刺激し 甘い香りが鼻をくすぐる・・・・。
オスカーはアンジェリークの愛液を掻き出すように 指を曲げ動き出した。
唇と舌で花芽を転がし・・・吸い上げてゆく・・・・・・・・・・。

 いったん指を抜くと一本だった指を 二本に増やし埋めようとする、

 「あいかわらず・・・きついね・・・・・・、二本入らない・・」

ゆっくりと埋め込みながら アンジェリークの中を広げようとする。

 「んんっ・・・・」

 呻くような声にいったん動きを止め

 「・・・・痛いか?痛いなら・・・・・」
 「いいの・・・・もっとして・・・オスカーさまになら・・・・」

 その言葉にオスカーの瞳は鋭さを増す。

 「そうだな、これから俺のをくわえ込むんだからな・・・・・」

 オスカーはアンジェリークの太股を肩に担ぎ グイッと指に力を込め、ねじ込むように埋め込んでゆく。同時に唇で花芽を吸い上げると

 「ああぁぁぁっ!・・・・・・っ!」

 アンジェリークのそこがギュッと締まり オスカーの指を阻む様に蠢く、
背中がしなり 胸が高く上がり・・・感情も感覚もすべてオスカーに握られてゆく。

 「もう・・・・もうだめぇ!!・・・・ゆる・・・・し・・・・」
 「もう?・・・・・・」
 「いっちゃ・・・・う・・・・」

 ふるえる声でアンジェリークがつげると オスカーは一番感じる一カ所だけを攻めた。
   
 「オスカーさまぁぁぁぁ!!!」

 ガクガクと痙攣をおこす身体、絡みつく肉壁も痙攣をおこし オスカーの指を自ら引きずり込む。

 「まいったね、もう待てない・・・」

 意識が上り詰めたままのアンジェリークに 痛いほどそそり立った自らをのみこせた。
まだひくつく肉壁は その圧迫感に耐えきれず無意識に アンジェリークの腰を引かせたが、オスカーの腕がそれを許さずに 逆にアンジェリークを引き寄せた。

 「うぐっ・・・・」

 オスカーがゆっくりと奥に進むたびに アンジェリークは苦しそうに呻く。
途中までの位置で止まり 頬にキスをおとした。

 「きついか?・・・・・・」

 ゆっくりとアンジェリークが瞳を開けると、薄明かりの中 額にうっすらと汗をかき少し辛そうなオスカーの顔・・・・。

 息を乱し何も言わずに微笑むアンジェリークに・・・・・

 「アンジェ・・・すまない、もう・・・止まれない・・・」

 そう告げるとオスカーはアンジェリークの膝を折り曲げ、突き上げた。

 裂けそうな程いっぱいに花びらを広げられ、
突き上げられ、抜けそうな程引かれ・・・また奥まで突き上げられる。

 「うぅぅぅっ・・・・」

 流線形のボンネットの為オスカーが腰を引くと アンジェリークの身体は落ちそうになる、そこをまたオスカーのモノで突き上げられ 痛いほど奥まで犯される。

 「もっ・・・もう・・・・・こわれ・・ちゃう、オスカーさまぁ・・・」

 オスカーの肩にしがみつき 落ちそうになる身体を支えていたアンジェリークの指に力が籠もる・・・・・とたん、最奥に突き上げたままの格好で
オスカーの手がアンジェリークの腕を 肩から外した。

 「今夜はつめを立てたらダメだ・・・」

 いつもは気にしなくていいと言ってくれるオスカー・・・・・・。
 
 アンジェリークの哀しそうな瞳に オスカーは少し考え・・・・

 「これから行くホテルにプールが付いててな・・・・
俺の背中だから別に構わないが・・・・・・お嬢ちゃん、君が付けたって一目瞭然・・・
まあ、他の奴らに見せつけるのも・・・・・・・・」

 オスカーが言い終わらない内に アンジェリークは自ら握り拳をつくる。
その行為にオスカーはクスッと微笑むと
目線をアンジェリークの胸の辺りにおとした。

 「お嬢ちゃんが俺のモノだって印は・・・付けた・・・・」

 ・・・・くっきりと残る紅いしるし・・・・・・・・。

 アンジェリークに何も言わせる暇も与えず またオスカーは突き上げはじめる。
突き上げられるたびに じゅぶっ、じゅぶっと妖しい音がアンジェリークの内側から聞こえ 羞恥心が増してゆく。
握り拳をオスカーの胸に押しつけ 唇を噛みしめて
襲ってくる感覚から逃れようとした。

 「いいから、俺にしがみつけ」
 「んんっ・・・・うっはぁっ・・・・・いいっ」
 「いつまで我慢できる?」

 オスカーがアンジェリークの腕を押しのけ 硬く立ち上がっている胸の先端に
舌を這わせ・・・吸い上げる・・・。
片腕でアンジェリークの身体を支え もう一方の指で花芽を探り すり上げる。

 「いやぁぁぁ!!・・・・・・だっ・・だめぇぇぇぇっ!!」

 アンジェリークは顔を横に振り 身体を硬直させる。
オスカーの顔がゆがむ・・・・

 「きつっ・・・しめすぎだ、お嬢ちゃん・・・・・・」

 それでもオスカーは絶え間なく腰を打ち付け 花芽を摘み ねじ込む様に動かし続けた。

 「もっ・・・もう・・オスカーさ・・・ま・・・
いっちゃ・・うぅぅ・・・・もっと・・・・もっとおく・・・んんっ・・」
 「くっ!!・・・たいしたお嬢ちゃんだ・・もう、加減なんて・・できな・・」

 アンジェリークの肉襞を貪っていたオスカーのモノが グンっとその大きさを増した。

 「あぅ!・・いやぁぁぁぁっ!!」

 ビクビクと奮える身体・・・肉襞が痙攣を起こす・・・・。
オスカーは背中の熱い痛みと共に低く呻き アンジェリークの最奥で 自らを放った。

 アンジェリークの指がオスカーの肩を離さない
まだ繋がったままのアンジェリークの内側は 軽い痙攣が続いていた・・・・。
  
 力を失ったアンジェリークの身体が、ボンネットの上からずり落ちてゆく・・・
オスカーは支えた格好のまま下ろし 自らの上に座らせ
アンジェリークの背中をライトに寄りかからせた。

 オスカーの肩を掴んでいた指が滑り落ちる・・・・それでも意識を取り戻しそうにないアンジェリークの乱れた髪を 少しだけ引き寄せ・・・・キスをする。

 オスカーの胸に頬を擦りつけ 眠っているようなアンジェリーク・・・。
ふと見上げた空には満天の星・・・・。




 一向に起きようとしないアンジェリークの起こし方は解っている
首と顎を押さえ うっすらと唇を開かせると 舌を押し込みゆっくりと動かした。
苦しそうな息が漏れはじめ・・・・・逃れようと引く顔を首で押さえ
横にずらそうとする唇を顎で押さえつけた。

 「んぐっ・・・・・」

 アンジェリークの指がオスカーの腕をつかみ 離れようと身体に力を入れると
そこでオスカーは戒めを解く・・・・・。
いつもは ここからまた始まる事も多いが、今夜はそうはいかない。
すでに夜中に近い時間・・・しかも野外の森の中・・・・・。

 「お嬢ちゃん、そろそろ起きてくれないか?」
 「・・・・・・・・」
 「・・・・虫が寄ってくるぞっ」

 その言葉にアンジェリークが立ち上がった。

 「あっ!だめだ・・・急に・・・」

 ポトポトとアンジェリークの内股から さきほどオスカーが放った精液が滴りおちた。

 「・・・・・・やんっ、なっなに?」
 「お嬢ちゃん・・・・そんなに急に俺から離れないでくれないか」
 「・・・・・あっ・・・・ごめんなさい・・・」

 少し困った顔をするオスカーに 恥ずかしげに謝るアンジェリークは
オスカーの顔をまともに見られずに 視線を外した。




 オスカーが下ろしていたファスナーを上げ ボンネットの上のシャツを着ている間
アンジェリークは薄明かりだけのなか、捜し物をしていた。
オスカーがその姿にクスクスと笑い・・・訪ねる。

 「どうした?」
 「・・・・・・うん・・・・・」

 応えようとしないアンジェリークに もう一度オスカーが聞く。

 「お嬢ちゃん?何か捜し物かな?」
 「・・・・・ないの・・・・・」
 「なにが?」

 オスカーは腕を組み 笑いを噛みしめて尚も聞く。

 「お嬢ちゃん?」

 恥ずかしそうにアンジェリークが小さくつぶやく・・・・・・。

 「あ・・・んと・・・・下着が・・・」
 「あぁ、はかなくていいよ」

 その言葉にあわててアンジェリークが振り向いた。
オスカーはアンジェリークに歩を進めながら 楽しそうにつぶやく。

 「ビチャビチャで役にたたない、お嬢ちゃんがあんなに濡れているとは
思わなくてな・・・・・脱がすのが遅くなった」
 「もう・・・・・いじわるっ」

 くちびるを尖らせ 小さな抗議をするアンジェリークを引き寄せ抱きしめると
耳元で低く呟く。

 「ホテルに行って洗ってやるよ・・・・ゆかたも濡れただろう?」

 あわてて触る指先に、自分の愛液で濡れたゆかたの布地があった。



 車の中、今度からは新しい下着を持ってこよう、と誓うアンジェリークと
ホテルに着いたら・・・・どこでしよう・・・・・
バスタブの中か、洗面所がいいか・・・・などと考えるオスカーがいた
 

ゆか様が、ちょおぉ〜もえもえのオスアン創作を下さいました!どうもありがとおお!
浴衣のアンジェが野外でしかも、車のボンネットの上で、オスカー様に抱かれてしまうなんて、なんて、そそられるシチュエーションなんでしょう!創作戴いた私はもうはなぢふきそうでした。(皆さんもそうでしょう?・笑)
オスカー様がちょっと意地悪な所も私的にはツボ!でして、恋人どうしな2人の関係も、初々しくってかわいいですよね?余裕のないところは、私のオスカー様と、重なる部分がありますが、こう言うところがオスカー様の魅力ですから、シンクロするのもむべなるかな、といったことろです。ゆか様、本当に酔わせていただきました!

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