《どこまでも広がる淡い蒼の空、見渡す限りの緑の野、互いの瞳に写るものは、互いの姿のみ、互いの耳に聞こえるのは互いの声のみ…》
しぶき様が『暁紅』の中の1シーンをヴィジュアライズしてくださいましたー!
既読の方には、すぐ、おわかりになったのではないかと思いますが、飛空都市での、あのシーンです。
未読の方のために、簡単に説明いたしますと、私設定で、女王試験後の飛空都市は、一切の施設・人員は撤去されて、無人の状態になってます。ただ、2つの大陸が災害などに襲われた場合に備え観測機器が設置されており、定点観測的に聖地にデータを送っている…ということにしてあります。
何故、オスカーとアンジェが、女王試験後に無人の飛空都市にいるか…というのは、話の内容に関わるので、詳しくは言えないのがもどかしいのですが…アンジェの、憂いを帯びた、でも、とても真摯な眼差しのわけは、お話を読んでくださった方には、おわかりいただけることと思います。
見事なまでに、お話の1シーンをイラストにしてくださっているので、本音を申せば、この回の挿絵に使わせていただきたいくらいだったのですが、そうしますと、ULRをお持ちの方にしか、このイラストを見ていただけなくなってしまう!それはあまりにもったいない!
と思いまして、暁紅へのオマージュというか、イメージイラストということで、公開させていただくことにいたしました。
この時のアンジェの心情は、一言では表せないと申しますか、色々な感情がない交ぜになっているのですが、揺れる瞳の色あいから、口元から、その表情から、アンジェの心のゆれがひしひしと伝わって参ります。
私自身、このシーンは、ものすごく力を入れてかいたところなので、絵にしていただけて、本当に嬉しく、感激いたしました。
しぶき様、どうも、ありがとうございましたー!
タイトルは、古典SF「渚にて…」を意識してみました。
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