「マヨイ 〜暁紅に寄せて〜」
Poem By んどぅ様


進むべき道を 失った
ひとひらの勇気のなさが 
何もかもを 永劫に続く哀しみの波にさらわせた
その先にあると信じていたものは もう、見えない

私が求めていたものはいったいなんだったのか
今になって 初めて気づく

ほしかったのは「答」
求めていたのは「あなた」
たった一言を言うことが出来ず
歯車は 狂った

やっとわかった自分の想い
けれど無常にも
目の前は唐突に闇に閉ざされたきりで
私はここにうずくまっている
何日も 何日も

暗闇の恐ろしさと、自らの罪に耐えかねて

頭痛はやむことなく
苦痛から逃れるすべは皆無
声を出して泣き叫ぶことさえも 無意味
そんなものはとうに枯れてしまい
絶望すら 最早感じなくなってしまった

誰かに助けを求めることなんて出来ない
これは私に課せられた償いだから
自分の作った殻を壊せるのは 自分しかいない

朝日が昇り 新しい一日が始まろうとしている
手足に残る悲劇のかけらを飲み下して
今日こそ 立ち上がることが出来るだろうか

できます!うちのアンジェは強く優しく賢い子ですからっ!
と思わず力瘤で応援したくなっちゃいましたよ、はぁはぁ。
んどぅ様が暁紅のアンジェのイメージを詩にしてくださったものです。雰囲気として、オスカーとの関係を見つめ直さざる得ない状況に置かれた時の独白でしょうか。
私の考える強さというのはですね、しなやかさと同義です。硬いと強い外圧が掛かった時にぽっきり行ってしまいますが、うちのアンジェはしなやかでなよやかなので、結果として強いんです。
外からの力にしなって頭を垂れてしまうことがあって(ヴィエ様にも言わせてますが)花は嵐の前に無力ではかなく見えますが、強風が過ぎ去れば、自らまた頭を上げられる強さを内在もしているのです。
自分の力ではどうしようもない悲劇に見舞われる可能性というのは、誰にでもあって、それを自分のせいと思い込む必要はないのですが、不幸のどん底にいる時、それを(自分自身を含めた)誰かのせい、何かのせいにしないと、生きていけないという状況もあると思うのです。
でも、そこから抜け出したいと『自分が』固く決意すれば、どこかに突破点は見つかると、私は思ってます。何かする前から「どうせ」といって諦めて動かずにいたら、気力を食い尽くされていくだけだと思ってます。
『立ち上がることができるだろうか』と自問できる子は大丈夫です。そう思ってるなら、今は辛くても必ず立てる日がきます。
女としてのどん底に突き落とされてしまっても、立ち上がろうとしていたアンジェへのエール、とても嬉しかったです、んどぅ様ありがとうございましたー!

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