寄り添いたい…        

                                真帆様 作

一人でいる時、あなたのことを考える

この時間が私は好き

あなたが私を呼ぶ声の優しさ

あなたが私をみつめる瞳の温かさ

あなたが私を抱きしめる腕の力強さ

思い出すと胸が苦しくなる

呼吸(いき)がうまくできないほど、胸が締めつけられる

でも、同時に体が熱くなる

翼が生えたみたいに、ふわりと体は軽くなる

泣きたいほど切ないのに、幸せではちきれそう

あなたのことをどれほど好きか、体の隅々まで想いが染み渡るから

あなたへの想いを大事に抱いて暖めなおす事ができるから

だから、一人でいる時間も好き

だって、あなたと一緒にいるときは

私の耳はあなたの声しか聞こえない

私の瞳にはあなたの姿しか映らない

私はあなたで一杯に満たされて、なにも考えられなくなってしまうのだもの

でも、それはちょっとだけ強がり

本当は、あなたの肩にもたれているこの時が好き

あなたに寄り添って、ただ、緩やかにたゆたう今が好き

だからお願い、もう少しだけ、このままそっと抱きしめていて…

                           

真帆様から、麗しいアンジェをいただきました、真帆さま、いっつもありがとう!流れる髪の美しさがミュシャの描く女性のようで溜息ものです。頬を染めて誰かの事を想っているといったアンジェの風情に、やはり独断でモノローグをつけてみました。恋のまっただなかにいるときの、自分でもどうしようもないような浮き立つ気持ちが押さえ切れずに滲み出てしまう、といったイメージをうけましたもので。それと、、女性には、何もしないでただ、抱きしめていてほしい時もあるとおもい、こんなモノローグを沿えてみました。この美しいアンジェのイメージを損なっていないかどうか、少し心配です。

壁紙は麻里様謹製です